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2023. 5. 1
「ボートショー2023」で再発見したマリンレジャーの奥深さ
2023年3月23～26日の4日間にわたり開催された「ジャパンインターナショナルボートショー2023（以下、ボートショー）」に行ってまいりました。
今年のボートショーも、パシフィコ横浜と横浜ベイマリーナの2会場に加え、現地に足を運べなかった人やプログラムを見逃した人のためにオンライン会場も設けられておりました（こちらは5月28日まで開催中です）。
はじめに、ボートショーとはどんなイベントなのか、その様子をお伝えします。
マリンレジャー人気の高さを物語る盛況ぶり！
ボートショーとはその名の通り、様々なボートが一堂に会する展示会です。パンフレットには「国内最大のマリンイベント」と記載があります！この日は、平日だったにもかかわらず、たくさんの人で賑わっていました。
チケットを購入し、会場に足を踏み入れてみれば……まず目に飛び込んできたのは、キラキラした光景です！場内のあちこちに設置された船体が、照明を反射して輝いているのです！
ところで、2020年初初頭から、3年間ほど続いているコロナ禍は、マリン業界には追い風だったといわれていました。「密を避けて楽しむことができる」などの理由で、アウトドアと同じく、海のレジャーの人気が高まったといえます。それを証明するかのように、2021年度の船舶免許取得者の数は、コロナ前の2019年から30％も増加していますね。ボートショーが盛況なのもうなずけます。
会場の一番奥までたどり着くと、大手メーカーのブースがずらりです！展示されている各社イチ押しのプレジャーボートのサイズも比較的大きく、壮観です！
掲げられたロゴを見上げると「YAMAHA」「HONDA」「YANMAR」「TOYOTA」「SUZUKI」……ボートに詳しくない人にとってもお馴染みの社名が並んでいるのです。自動車やその他で培われた技術やモノづくりへのこだわりが、ボートの世界でも生かされているということですね。我が国の製造業、製造技術の幅広さを改めて感じます。
種類はさまざま！奥深いボートの世界
一口に「ボート」と言っても、目的や用途に応じてさまざまな種類があります。呼び方も様々ありますが、主に釣りを楽しむためのフィッシングボートや、船内に居住空間を備えたクルージングボート、車で運ぶことができるキャリアブルボート、さらには水上オートバイ（PWC）などなどです。ボートショーの会場にはいろいろなタイプの船が展示されており、ぐるりと歩くだけでも、その多様性を実感することができます。
さて、ここで、個人的に特に目を引いたものを2つ、ご紹介します！
1つ目は、アメリカのメーカーCAYMASが展示していたボート「26 HB」です。構造はシンプルながら、爽快感のあるカラーリングが特徴的でした。軽快に海面を走る姿が想像できるような、魅力あるフィッシングボートだと思いました！
2つ目は、電動ジェットボード「マリンドライブ（Marine Drive）」です！ボード後部に装着された3機の電動ジェット推進機によって水上を移動できる仕組みなのですが、リモコン操作で容易に方向転換できるのが特徴となっていて、フィッシングにもアクティビティにも使えるマリンレジャーを楽しむための新しいツールとなりそうです！最大幅146cmとワイドな構造で、安定性も高いのも、魅力的ですね。「船を買うのは難しいけど、これなら」と思わせてくれるようなアイテムだと思います。
老若男女を問わず楽しめる要素がいっぱい！
会場で展示・紹介されているものは、おそらく来場者の御想像以上にバラエティーに富んでいます。ボートだけでもかなりの種類があることは先ほど触れた通りですが、釣り関連の展示を集めた「フィッシングビレッジ」や、ヨット関連の「セーリングビレッジ」、水上オートバイが集められた「ジェットビレッジ」といった特設コーナーもあります。
もちろん、エンジンや船外機、魚群探知機などなど、マリン業界の展示会ならではの専門アイテムもたくさん見ることができます。それから、ボート以外の乗り物も多く展示されていることも、特徴的かもしれません。陸上を走るバギーやトレーラーハウス、さらにフェラーリをはじめとする最新のスポーツカーも強い存在感を放っています。
ボートショーの見どころはそれにとどまりません。土日には、親子で楽しめるプログラムや、体験乗船などが催されるほか、海の専門家による講座「海ゼミ」も随時開催されていて、たくさんの人が講義に耳を傾けています。
このように、ライト層からコア層まで、来場した全ての人が楽しめるような仕掛けが盛りだくさんなのが「ジャパンインターナショナルボートショー」の魅力なのです！
老若男女を問わず楽しめる要素がふんだんに用意されており、海の奥深さや、水とたわむれる楽しさを改めて感じられる機会を提供してくれています。弊社としても、マリンレジャーの魅力や体験価値を、様々なカタチを通じて、お届けしたいと思っておりますので、今年も、ボートショーを観ることでとても多くのことを学びました！
来年の開催時には、どのような商品や企画が登場するのか、今から楽しみです！